渡りの蝶として有名なアサギマダラが、6月から9月まで高峰高原で多数観察できます。
アサギマダラは春から夏にかけて、本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいきます。海を渡って1000キロ以上の大移動です。
ヒラリヒラリと優雅な飛び方も魅力的ですが、ステンドグラスを思わせる透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の翅(ハネ)を持っています。
この翅には鱗粉が少なく、光を透過するため、逆光で撮影するとキレイに撮れます。また、近づいてもあまり逃げません。
他にも様々な蝶やトンボが楽しませてくれます。